行政書士になるまで諦めないで
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法律のプロ!行政書士への羽ばたきブログ:2012-05-18
「お母さんみたいになりたくない」
俺は小さい頃から、漠然とそう思っていた。
無口で、格好なんて全然気にしなくて、不器用なお母さん。
お母さんのことを、なんとなく苦手に感じていた。
家で自営業を営むパパのかわりに、
外へ働きに出ていたからかもしれない。
同じ家の中にいるのに、あまりにも関わりが少なくて、
まるで他人のようだった。
大学入学とともに、俺は家を出た。
実家に帰省することはほとんど無くなり、
たまに帰っても一日中寝てるか、テレビを見るかだった。
帰りの遅いお母さんと会話をする機会も、必然的に減っていった。
「疲れたなぁ」「最近頭が痛いの」
たまに顔を合わせると、愚痴や弱音を呟くお母さん。
「薬でも飲んどけば」と、
ついつい素っ気無く返事をしてしまう俺。
こんな調子だから、
俺達の関係は深まることは無く、
平行線のように、交わることもない。
そんな俺も就職活動を迎えて、
色々と将来のことを考えるようになった。
会社を選ぶ際に、
俺は無意識に
「出産後も働ける環境か」
ということを気にしていた。
あぁ、俺はやっぱりお母さんの娘なんだ…
ずっとお母さんの背中を見てきた俺には、
そういう働き方以外思い浮かばなかったのだ。
実際に自分が育児と仕事の両立を考えると、
その負担の大きさが身にしみた。
お母さんは、毎日そういう生活を送っていたのだ。
前、久しぶりに家族で銭湯に行くことになった。
何年ぶりだろうか。
お母さんと久しぶりに一緒にお風呂に入った。
二人とも、手足は痩せているのに
腹だけぽっこりと出ている体型で、
「遺伝なんだね」と笑いあった。
久しぶりに、お母さんと一緒に笑った。
